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確実に力はついている。しかし、まだ圧倒的に手の練度が低い。俺は絵を描き始めた当初から、手足を軽視するきらいがあったのだ。だからそれ以外の部分にばかり力を入れて、手足は何となくで描いてきた。しかし、絵の上手い下手は手足の練度を見れば一発で分かる。上手い人、描きなれてる人はやはり手足が洗練されているし、エロにおいて手足は感情が乗る部分なのでやはり重要だ。
手は本当に難しい。指はまっすぐではなく関節によって微妙な角度がついているし、角度によって流れも変わる大体の知識は詰めた上で描いてはいるが、漫画のように多くの手を描かないといけない状況だと、段々疲弊して形が崩れてくる。イラストやCG集ならば一発入魂でいけるのだが・・・でもまあ・・・
1000くらい描けば嫌でも上手くなるっしょ!
俺は根性論が大好きなのだ。
人の脳みそはすごい。
シャマランのスプリットという映画を最近見た。多重人格がテーマの話だが実際の症例で人格によって怪力になったり、IQが上がったりするらしいのだ。
限界を定めたやつはそこで終わり。おれは生きてる限り自分を大いに過信していく所存だ。
行けるとこまで行こう。行き止まりだと思っても道を探そう。経験上、道はかならず用意されているもんだ。このブログは最低でも1年は続けるつもりだが、1年後の俺がこれを読んでビタースマイルを浮かべられるように。生きるぞ。そして上がっていく。
今日は短めにここまで。
と、いいつつ、一個だけ
関係を切った絵描きさんのブログをなんとなく読んでみた。
男と女の絡み絵がアップされていたがとことん異次元だった。
コントラポストがどうとか言ってたが、いや、それはこの構図には当てはまらんし、そもそもパースの設定から異次元だ。まったく勉強してないんだろう。
逃げた先にはそれ相応のもんしか無いし、新しい景色を見たいなら立ち向かわなくてはいけない。
またある知人は絵が苦手で3Dの世界に逃避したが、そこでもなんの成果も出せていない。挙句にまた絵にももどりますよと嘯いていたらしいが、いやいや、そんな生半可な覚悟で戻れるほど絵は甘いもんじゃねえぞと
絵を描く事はだれにでも出来るが、それで金をもらうにはそれなりの代償が必要だ。
バキで独歩が『武の神様はしみったれだ』と言ってたいたが、まさしく絵の神様もしみったれだ。そのくせ、気に入ったやつには天性を授けるのでタチが悪い。
天性を授けられなかったやつはひたすら捧げてご機嫌を取るしかないのだ。
本当に理不尽で残酷な世界。それでも俺はこの境遇、与えられたものに感謝して生きていこう。けして性格が良いとは言えない俺だが、自分の作品は社会貢献だと信じている。だれかに必要とされるから生きていけるし、永劫孤独に一人きりならば俺は絵なんて描かないだろう。きみの喜ぶ顔が見たいんだ俺は。