30代でエロ絵描きになりました

30代でエロ絵描きになった欠陥人間のブログ。日々の戦い、懊悩、煩悶、七転八倒の記録。これは言わば俺の墓標です。露悪家という訳では無いが歯に衣着せぬ苛烈で過激な内容が多くなる事が予想されるので読む際は注意が必要。心の美しい人は読まない方が賢明。かと言ってエロ絵を上げたりとかは一切無し。キャラ絵もバレが怖いので無し。日々の鍛錬のクロッキーや人体画、アナトミー勉強の成果はアップすると思う。全世界に公開しながらも非常に私的な内容だし、描き方や解説なども一切無し。自分はまだ道の途上で人様に教えられる程、大層な身分で

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今日も今日とてひたすら色塗り。一旦、作品制作は止めて、ピク用に描き貯めた線画にひたすら色塗り。あせる気持ちもあるけど、今制作中の4作品をあと二日程度で仕上げて、作品に没頭しようと思う。気付いたらピクも3800フォロワー位になってて、勝手に期待されてる、なんてアホな事を頭の片隅で考えてる自分がいるせいなんだろうなあ。

一応の区切りとして、更新が緩やかにになる旨を宣言して、作品制作に戻ろうと思うのだ。これは自分への戒めなので、その旨もちゃんと記載して。

しかし、腹筋は難しい。かなりやせ型に塗ってしまったのでうっすら脂肪が感じられるように修正を入れるつもり。お腹は脂肪の付き具合でまったく表情が変わる。これは膝もそうなんだけど、どんなタイプのお腹も描けるように、ひたすらインプットアウトプットあるのみだ。

 

今日、色々と絵について調べてて、20歳から3年でイラストレーターになりました という絵描きさんのNOTEを読んだ。その人は人に描き方を教える活動もしているらしく、色々とTIPSをあげていたんだが、そこに描かれていた肩をあげたイラストに非常に違和感を感じた。これ、構造理解してなくね?と。

その人はもちろん、とてもお綺麗なイラストを描くし、まさしく才能のあるお方だと思うが、直感的に絵を描かれる方で、特別、アナトミーは勉強してないんだろう。

こういう事があるから、俺は作家さんの絵を模写するのは怖かった。

ある程度知識があり、目が養われた今だから分かるが、これを初心者の頃に信じてしまったら、絵に変な癖がついてしまうと思うのだ。

本当に信じられるのは『モルフォ』や『スカルプターの為の』のような極限まで人体を突き詰めた本や実写だ。

好きな作家のコピーから入るのが決して悪いとは言わないが、イラストはあくまでも描いた作家さんのフィルターを通って出力されるものなので、真実では無い。

見る側を上手く騙せるのが上手い絵描きさんなのだ。

俺は下手くそでもパズルのピースを一個一個集めるように、自分の絵を完成させたい。

その過程で得た知識や技術は確実につぶしが効く、というか、時代の、価値観の変化に対応出来ると思う。

好きな作家の絵に囚われて、時代遅れの絵しか描けなくなっている人も見てきた。

こだわりだと、この絵が好きなんだと、熱弁されたが、悪いけど、それは俺からすればただの怠慢だと思う。

 

一つずつ 探し当てていこう。起きがけの 子供みたいに 

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確実に力はついている。しかし、まだ圧倒的に手の練度が低い。俺は絵を描き始めた当初から、手足を軽視するきらいがあったのだ。だからそれ以外の部分にばかり力を入れて、手足は何となくで描いてきた。しかし、絵の上手い下手は手足の練度を見れば一発で分かる。上手い人、描きなれてる人はやはり手足が洗練されているし、エロにおいて手足は感情が乗る部分なのでやはり重要だ。

手は本当に難しい。指はまっすぐではなく関節によって微妙な角度がついているし、角度によって流れも変わる大体の知識は詰めた上で描いてはいるが、漫画のように多くの手を描かないといけない状況だと、段々疲弊して形が崩れてくる。イラストやCG集ならば一発入魂でいけるのだが・・・でもまあ・・・

 

1000くらい描けば嫌でも上手くなるっしょ!

 

俺は根性論が大好きなのだ。

人の脳みそはすごい。

シャマランのスプリットという映画を最近見た。多重人格がテーマの話だが実際の症例で人格によって怪力になったり、IQが上がったりするらしいのだ。

限界を定めたやつはそこで終わり。おれは生きてる限り自分を大いに過信していく所存だ。

行けるとこまで行こう。行き止まりだと思っても道を探そう。経験上、道はかならず用意されているもんだ。このブログは最低でも1年は続けるつもりだが、1年後の俺がこれを読んでビタースマイルを浮かべられるように。生きるぞ。そして上がっていく。

今日は短めにここまで。

 

と、いいつつ、一個だけ

関係を切った絵描きさんのブログをなんとなく読んでみた。

男と女の絡み絵がアップされていたがとことん異次元だった。

コントラポストがどうとか言ってたが、いや、それはこの構図には当てはまらんし、そもそもパースの設定から異次元だ。まったく勉強してないんだろう。

逃げた先にはそれ相応のもんしか無いし、新しい景色を見たいなら立ち向かわなくてはいけない。

またある知人は絵が苦手で3Dの世界に逃避したが、そこでもなんの成果も出せていない。挙句にまた絵にももどりますよと嘯いていたらしいが、いやいや、そんな生半可な覚悟で戻れるほど絵は甘いもんじゃねえぞと

絵を描く事はだれにでも出来るが、それで金をもらうにはそれなりの代償が必要だ。

バキで独歩が『武の神様はしみったれだ』と言ってたいたが、まさしく絵の神様もしみったれだ。そのくせ、気に入ったやつには天性を授けるのでタチが悪い。

天性を授けられなかったやつはひたすら捧げてご機嫌を取るしかないのだ。

本当に理不尽で残酷な世界。それでも俺はこの境遇、与えられたものに感謝して生きていこう。けして性格が良いとは言えない俺だが、自分の作品は社会貢献だと信じている。だれかに必要とされるから生きていけるし、永劫孤独に一人きりならば俺は絵なんて描かないだろう。きみの喜ぶ顔が見たいんだ俺は。

サービス精神

結局、昨日から今現在までぶっ続けでやってカラーイラストを2枚仕上げてしまった。

それも、練習用のファンアートをだ。

こんな事をしているから仕事が進まないのは勿論わかっているが、過程で得た知識は作品をより良いものにするだろう。という言い訳。

それでも、今回は新しい事にチャレンジして、それが上手くいったように思う。見せたい部分に視線を誘導する仕掛け、髪の塗り、木漏れ日の表現。

もちろん課題も多く見つかった。胸骨のデッサン、マッスの意識の低さ、明暗の使い方。

とくにマッスはまだ十分に面を理解していない事が分かった。デッサンでは彫像などに布を被せて、ディテールを隠して、物体の量感を捉える練習をするという。今度からはイラストの線画を作成したら白で塗りつぶして矢状面やらなんやらかんやらのガイドを引き、光源設定した上でキーシャドウを作った方がよいかもしれない。

いや、すべきだろう。面倒な事に思える事が実は近道というのはよくあることだ。

マップも見ずに直感で正解にゴールするだけの力は今の俺には無い。

しかし、悔やまれるのは塗りに忙しくてデッサン練習が出来なかった事だ。

自分の描く絵はエロ絵で、いかに男性諸兄に興奮してもらえるかが重要。だからイラストを描いた後に効果を入れたり、描き文字を入れたり、液体表現を入れたり、テキストを入れたりと忙しい。今の俺には絵一枚で勝負するだけの自身がない。

絵を描いた後に、まあまあそこそこかなとは思うけど、最高!とは思えない。目指す場所は遠い。下手クソな絵を描いて自己満足に浸れるほど、お気楽ではない。

だからこの状態は俺が絵と向き合う限りはずっと続くのだろうと思うとうんざりする。

それでも、今回は顔がしっかり決まったし、フェチい部分もしっかり押さえたので、変態紳士の皆様方には気に入って頂けると思う。

描き貯めた線画で塗るのが楽しみな久方ぶりの今現在のベストもある。

最近は一日に10~20位フォロワーが増えてるが、これが三桁づつ増えるまで、作品と並行してピクやニジへの連取を兼ねたアップは継続しなければならない。

上手くなる為にはまず描く事。ピクの作品数はまだ40ぐらいなのでこの一年で500までアップしたいと思う。俺のイラストを見て。作品を買ってくれる人もいるだろうし、宣伝はやはり重要なのだ。

 

過集中は俺の特技でもあるが、さすがにもう寝ないと体に障る。明日は作品の色塗りとデッサン練習に集中しよう。

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今日の戦いが終わった。

作業は線画とベース色置きのみに留まった。色まで行きたかったが、陰影のはっきりしたドラマチックな塗りをしたかったので、グリザイユでベースシャドウとキーシャドウを重ねる方法を模索してるうちにタイムアップ。

朝はモルフォからひたすら手を模写し、先ほどまではアニメのスクショや実写の画像を参考に筋肉の付き方をイメージしながら模写。合計で4時間ぐらいだろうか。

今日、気付いた事は

・三頭筋の肩甲骨への接続

・斜腹筋の陰影(下部のみではなく上部にも膨らみがあり、ハイライトが当たっていたこと。これは要検証)

・指を含めた人体の面の再意識

・グリザイユ塗りの際にあらかじめオーバーレイでベース色を置きながら塗り進めることで仕上がりがイメージしやすくなる事

・パース定規の活用

他にもこまごまとあるがこんなとこだろうか

 

模写は描けば良いってもんじゃない。よく初心者は模写をせよ的な事を言う人がいるが

あれは危ない。思考を放棄するタイプの人間はアウトラインをなぞる事に必死になって、描けども描けども上達しないという事がよくある。

模写しながらしっかりと立体をイメージする必要があるのだ。

今日、飯を食いながら呪術廻戦を見ていたら馴染みのある言葉が出てきた。

 

目の良い奴はどの分野でも強い

 

これは本当にその通りで絵は観察力がものをいう。

これはイメージ力とも直結するし、これを備えたいわゆる才能のある人はあっという間に絵が上手くなっていく。

世界革命倶楽部というサークルの作家さんなんかそうだ。

俺は良く上手い作家さんを見るとpixivから成長の遍歴を辿って見る事をよくするが、この人は微妙なのは始めの数枚のみで1年もたたないうちにあっという間に上手くなった。とてもマネ出来ない、いや、俺が10代から絵を描いていればまた違ったのだろうか?真偽は永久に不明だが、すくなくとも今の俺には出来ない。

才能の有無で言えば、多分、俺には才能があるんだろう。

最高では8000くらい売ってるし、目やイメージ力は常人よりは強い。

それでも、才能にもランクがあるのだ。

当たり前の話だが。

絵が上手く、世で人気のある作家さんが★5SSRなら、俺は甘く見積もっても★3程度。使いどころによっては役に立つレベルだ。

これを★4ぐらいまで上げる為にはどうしたらいいか?

人生の中盤から絵を描き始めた。遅すぎるスタートだ。

答えは簡単、狂ったようにやるしかない。

 

正気にては大業成らず これはシグルイという名作漫画の台詞だが、無い知恵を振り絞ってひたすら愚直に積み上げないといけない。

現在、6年目に突入したが、10年を目安に考えると、この1年で作品をリリースしながら、ある程度満足いくレベルまで自分を引き上げ、残り3年でひたすらに作品を作る。

俺は圧倒的に作品数が少ないのだ。

それでも、この6年である程度の絵は描けるようになってきた。足りないものは山ほどあるが、基礎力を鍛え続ける事で着実に前には進んでいる。目も良くなって来ている。

さて、今日はもう休んで明日の戦いに備えよう。

 

甘ったるい妄想に浸りながら何もしないやつに明日は無い。

やったふりで言い訳を重ねながら挑戦しないやつらは生きながら死んでいる。

 

俺と同じく、どの分野でも何かに夢中になって研鑽している人々がいる。

俺の友人にも一人だけいる。

名前も知らない、顔も分からない、そんな人々を思う。

明日もまた戦おう。

さて一発目だ

ブログなど描いた事も無いし、ツイッターもしんどくなって途中でやめてしまったのでちゃんとまともな文章が書けるかいささか不安。しかしこれは言わば雑記帳、そして戦いの記録。やってる事は男と女がスケベしまくる馬鹿らしい内容でも、描いてる当人は日々苦心し、のたうち回っているんだ。

 

むしろ馬鹿げた事をやってるからこそ、本気で取り組まないといけない。どうすれば抜けるのか?どうすれば上手く表現できるのか?絵の精度を上げて、自分のイメージを解像度を高く相手に伝える為に、自分に何が欠けていて何が必要かなのかをひたすら思考する、ひたすら研鑽を積む。俺はプロとして生きたい。

 

Mという友人がいた。今は関係を断っている。彼は人生のほとんどを絵と供に歩んできた。しかし悲しいかな彼の絵は万人に受け入れられる事は無く、セールスも散々だった。明確な理由としては彼の絵柄が古く、かつ下手だったからだ。目は顔面から飛び出すように大きく、人体の理解も、パースの理解も不十分のまま、手癖で自分が大好きな絵を描き続けきた。

彼は所謂非モテ素人童貞だ。そんな彼は慰みとして自分の理想とする学園生活、恋愛、セックスをしこしこと描き続けていた。そんなものが売れようはずもなく、ある日俺に絵柄の矯正を依頼してきた。絵を描き始めて数年の俺に頼むのは彼の中で相当な屈辱であっただろう。内向的でありながら非常にプライドの高い男だったので正に断腸の思いでというやつだ。

俺はそれに心を動かされて、彼にしばらく付き合った。

しかし、彼の成長は亀の歩みだった。努力し尽してそうだったのではない。意固地に自分の絵柄を守り、まったく勉強してなかったからだ。結局矯正出来たのは頭部のフォルムと上半身の一部分だけ。挙句には共通の知人で知る人ぞ知る程度の作家を『雲の上の人』と宣ったところで、もう付き合い切れなくなった。

彼は今もへんてこな、自分にとってだけ最高に可愛い絵をしこしこと描いている。

俺は絶対にそんな生き方はしたくない。最低な生き方をしてきた俺だからこそ、この世を去るときに親指を立てられるような努力を積み上げたい。

米津言うところのメロウなエンディングを迎えたいじゃないか。

俺の人生のタイムリミットがあとどれ位あるか知らんが、それまでは納得出来るまでとことんやる。

ひたすら登り続ける。

これはそんな日々の記録。

色々吐き出したので仕事に戻るとするか。